[PR]三井住友海上きらめき生命:医療保険のご案内と資料請求はこちらから

Triple travel
2005年1月 エジプト アブ・シンベル

5日目 晴れ

Aswan - Abu Simbel - Aswan - Kom Ombo

「よく眠れたか?」と聞かれたとしたら、確かによく眠れた。しかし起きたのは3時。昨日ちゃんと学習した私は、荷物をドアの外に おいてコーヒーを飲みに行きます。今日は朝食は弁当になってて良かった。えらい大きな箱に入っているので、中身も楽しみ。 弁当を手に川を渡ると、またしても我々の乗るべきバスがいない。ガイドは携帯で何か連絡をつけているようだが、なかなか来ない。 道端でぼうっと待っていると、まぁ朝も早くから大量のバスが走ってます。みんなアブ・シンベルに行くんだろうなぁ。 どうやら、他のツアーのバスに便乗させてもらうことになったようで、ようやく乗って走り出したのですが、すぐに停まってしまいます。 「コンボイで行くので、みんな揃うまで待っている。」と言うことらしい。すごい量のバスです。こんなに大量のバスが 路駐しているのも始めて見ました。我々の乗っているような大型観光バスから、10人乗り程度のミニバスまで、いろいろです。 暇を持て余した運転手やらお客さんやら路上でたむろしてるあたり、当分走り出さないような気がする。警備のため仕方ないんでしょう が、みんな揃うまで待ってたらどうなるんだ?

アブ・シンベル
アブ・シンベル大神殿

しかし、30分も待たずに出発できたような気がします。アスワンの街中を抜け、空港脇を通り抜けて検問所を過ぎて暗闇の中に入りました。 「あれ、空港に行かないのか?」そう、パンフレットには「時間の都合上、飛行機利用となります。」と書かれていた。 ところが昨晩払った料金はずっと安い額。不思議に思ってたのですが、バスツアーになってたんですね。多分ドイツ語では 説明してたんでしょうけど。 コンボイと言ってた割には、抜きつ抜かれつ走ります。バス自身の最高速で走ってるみたいだなぁ。
目が覚めたら明るくなっていました。なにか小山がぽつぽつある砂漠の風景です。日の出を見、人家が現れてきたあたりで、 「あと30分で着くから、弁当を食べとくように。」との説明があります。えらい早いな。私の予想よりも30分以上早い。 時速150Kmくらい出して走ってるのか?
弁当の中身はパンが4個とゆで卵,チーズ,ジュース,みかんにバナナといった具合。半分くらい食べて残りは後で食べることにしました。

ローカルチケット
エジプト人用チケット

「あれがアブ・シンベルの裏側だな。」とわかる岩山が見えてきました。「なんかうそ臭いな、妙に新しい。」というのが第一印象。 後で知ったのですが、これもアスワンハイダムのダム湖に沈みそうだったから移設したらしいです。実際、不自然なくらい ダム湖の近くにあるし。もともと今の位置にあったとしたら、神殿の場所を決めたラムセス二世の予知能力に恐れ入るところでしたね。
さて、バスを降りてチケットを受け取ったのですが、ガイドが息子に「これもあげる。」と言って我々のチケットに比べたら ずいぶん粗末な紙切れをくれました。(上の画像)
そのときは「領収書かな?」と思っていたのですが、帰ってきてからよくよく見てみたらローカル料金と書いてある。 「なるほど、エジプト人用なんだな。いくらなんだ?」と思うと、50P.Tと書いてある。「50ポンドじゃないよなぁ。 ポンドはE.L.と書くしなぁ。そうだ、補助単位はピアストルだな。だから”P.T”なんだ。」
だとするとすごい格差ですよ。我々のチケットは70ポンドでした。50ピアストルは、0.5ポンドだからその差は140倍。 ここまで極端な公定外国人料金はなかなか無いでしょう。ここの場合、現地人料金が異様に安いといった感じですが。

ラムセス二世
ラムセス二世 アップ

表に回るとさすがにでかい。ところどころに、100年以上前に彫られた落書きがあります。とても上手に彫ってあるのですが、 自分のバカさ加減をずっと後世に伝えることになるとか考えなかったのかなぁ?
ガイドの説明後、神殿の中のレリーフの写真集を売り込みに来る兄ちゃんがいます。我々に直接来るんじゃなく、 ガイドから説明してもらうやり方。今は内部の写真撮影は禁止になってたので、買ってもよかったのかなぁ。レリーフの全体像 なんかは、普通に撮ったら無理だし。
神殿の中はカメラ禁止ですが、ビデオはOKらしいので、カメラのフラッシュが壁画に悪影響を与えるんでしょう。 神殿の中はいくつもの小部屋に分かれています。それぞれ微妙に作風が違うというか、きれいに彫られている部屋もあったり、 ずいぶん適当に彫って、最後のほうは下書きだけで終わってる部屋もあります。きれいな部屋の絵は壁ごと切り出して 盗まれてしまってるのも有ります。

小神殿
アブ・シンベル小神殿

奥の至聖所の像はなんだか、ずいぶんすり減っちゃってる感じがします。参詣した人たちが何千年にも渡ってなでまわしたのかな? ごった返している大神殿を出て、今度は小神殿へ。こちらの神殿には立像はなくて、柱にネフェルタリ女王の顔が掘り込まれています。 写真が無くて残念ですが、古代エジプト人は、本当に顔を正面から描くのが苦手だったんだな。ということがよくわかります。 立体的な像や、横顔はちゃんと写実的にできるのに、二次元の正面顔はいきなり下手になってます。

大神殿と小神殿
大神殿と小神殿

さて、大,小神殿とも見終わった。ところが、ここは2時間近く自由時間があるものですから、手持ちぶさたです。 そりゃねぇ、往復5時間かかるんですから観光は1時間で終了と言うわけにも行かないんでしょうが。カナリア諸島よりも 南に来ているにもかかわらず寒いので、もう一度大神殿に入ってみます。全てのグループでガイドの案内が終わったせいか、 割と人が減っているのでもう一度ゆっくり見て回ります。
我々には美しい模様に見えるヒエログリフですが、これも文字なんですよね。これが読める人は、我々とは全然違う印象を 受けるんだろうな。漢字がかかれている壁を眺める日本人と同じような印象を。ということは、漢字が読めない西洋人にとっては、 漢字が一面に書いている屏風なんかをみても、私が今感じてるような「きれいな模様。」といった印象なのでしょうかね。

崩壊坐像
崩れ落ちた頭部

大神殿の坐像の左から二番目の像は上半身が崩壊しています。ここに来るまでは、「頭の部分どこにいったんだろう?」 とか思ってたのですが、坐像の下を歩き回ってて、「このでかい石なんだ?」と思って観察して、ようやく足元に転がっているのが わかりました。(上の写真)ツタンカーメンのマスクといい、ここといい、実物から受ける印象って、写真で見るのとは大違いです。 写真で見てても見えていなかった(写真には写っている、今なら見える)ものが、実物を見ると見えるのですから。

神殿入り口
大神殿入り口のレリーフ

ぼちぼち時間となりました。帰りは土産物屋の前を通らないと、バスにたどり着けないようになっています。土産物屋の内容を 観察してると、エジプト中、どこに行っても同じ物売ってるという気がしてきました。絵葉書は、地方によって多少バリエーションが あるみたいですが。
バスは、帰りもコンボイを組むらしく、しばらく待って出発しました。帰りは全く寝なかったので、うんざりするほど砂漠を見れました。 昼になって気温も上がってきて、蜃気楼も見えます。道路の両脇は、土砂を除けたのか、土手みたいになってる所もあって、 バスを襲撃しようとする連中が隠れるのに都合いいなぁ。とか考えたり。
ところどころ軍事基地や、ガソリンスタンドがあるのですが、それ以外は全く人気の無い道を走って見覚えのある、 アスワンの検問所に着きました。バスは、ナイル川に停泊しているクルーズ船の脇に停車。これから3泊は船の旅になります。

ナイル川
ナイル川

船着場は狭いので、何隻もの船が横に並んでくっついて停まっていて、我々は船から船へ、4隻くらいの船の中を通って、 自分達の船へとたどり着きました。船の中とはいえ、部屋は普通のホテル並に大きい。ちゃんとバスタブもあります。 しかし、残念ながら、下階で眺めが良くないのです。ここで金をケチる気は無かったのですが、予約するのが遅かったもので、 上のほうの部屋は売切れてしまってました。このテのツアーは高い部屋のほうから売れるんでしょうね。
早速、船のレストランで昼食。ここもビュッフェです。ウエイターが私達の顔だけ見て、日本人団体の席に案内してくれましたが、 すぐ間違いに気づいたようで、我々のグループの席に案内しなおしてくれます。これまでに比べて品数はちょっと減ったのですが、 ここは、パスタとグリルに、一人ずつコックがついてて、お客さんの注文を受けて調理してくれる料理もあります。

ファルーカ
ファルーカ

昼食後は、一旦船を下りて岸辺からファルーカに乗ります。私のイメージではせいぜい10人程度しか乗れない小さい船だろうと 思っていたのですが、割と大きくて、30人は乗れます。そして、走り出すと速い。下流に向かって走っているのを考えに入れても、 風の力だけで進んでいるとは思えない。フィラエ神殿に行ったときの船より速いんじゃないか?
船の上で歌ったりしつつ、植物園になっているキッチーナ島に着きました。しかし面白くないですよ。どっちかというと、 向こう岸にある崩壊寸前の遺跡(二つ上の写真)にでも言ったほうが面白かったんじゃないか?川を見下ろすと、 仕掛けていた網を回収している船がいます。どんな魚が獲れるのか興味があって、川岸まで降りてみると、コイみたいなのが かかっている。すると、上のほうから呼ばれました。警官が「上がって来い。」と言っている。川岸は立ち入り禁止なんだ。 河童でも出てさらわれちゃうんですかね?見た目は実に平和そうなんだけどなぁ。

歌う男
ファルーカの上で歌う

クルーズ船に戻って、お茶の時間。日が翳ってくるとすぐに寒くなります。できれば日没をゆっくり楽しみたかったのですが、 それどころじゃない。早々に部屋に戻って夕食を待ちます。船が動いていればまだ面白いんですけど、ただでさえ 眺めの良くない部屋なのに、窓の外は別の船が横付けされてて隣の部屋のカーテンしか見えない。
夕食はというと、メインの料理が入れ替わった以外は昼食といっしょ。昼からあまり動いてなくて腹も減ってないので、 ちょっとづつしか食べられません。今朝も早起きだったので早々に横になりますが、やはり船の上と言うことで落ち着かないのか眠れ ません。

[ Previous | Egypt Index | Top | Next ]

[PR]ベビー用品はたまひよ♪:子育てが楽しくなる便利アイテムいっぱい